台湾華語(中国語)を始めた頃、発音は意外とやりやすいなと感じていました。
巻き舌のような音も少なく、思っていたほど苦労しなかったからです。
でも、実際にドラマを見たり台湾で会話を聞いたりすると、印象は少し違いました。
発音できることと、聞き取れることは別だったのです。
教科書で覚えた音と、実際に聞こえる音は少し違っていました。
知っているはずの言葉なのに、すぐには結びつかないこともありました。
その中でも、一番印象に残っているのが「你好」です。
你好
ㄋㄧˇ ㄏㄠˇ
nǐ hǎo
「にーはお」ではなく、
「にゃお」
そんなふうに聞こえたのです。
もちろん実際にそう発音しているわけではありません。
ただ、音が自然につながって聞こえて、私が頭の中でイメージしていた「你好」とは少し違っていました。
台湾の人が話すと、こんなふうに聞こえるんだなと思いました。
そういえば以前、先生が、
「謝謝はそんなにきっちり『シエシエ』と言わなくてもいいよ」
と言っていたことがありました。
謝謝
ㄒㄧㄝˋ ㄒㄧㄝ˙
xiè xie
先生は、実際の会話ではもっと自然につながって聞こえることもある、と教えてくれました。
そのときは「へえ」と思うくらいでしたが、台湾で実際の会話を聞いてみると、先生が言っていたことがよく分かりました。
教科書でイメージしていた音とは少し違って聞こえたのです。
「不知道」もそうでした。
不知道
ㄅㄨˋ ㄓ ㄉㄠˋ
bù zhī dào
私の頭の中では、
「ぶーじゅーだお」
というイメージでした。
でも、実際の会話では、
「ぶつだ」
のように聞こえることがあります。
「不好意思」も同じです。
不好意思
ㄅㄨˋ ㄏㄠˇ ㄧˋ ㄙ˙
bù hǎo yì si
私には、
「ばいす」
みたいに聞こえたこともありました。
教科書では知っている言葉でも、実際の会話では少し違って聞こえることがあります。
最初の頃は、
「知っているはずなのに聞き取れない」
そんなことが何度もありました。
日本語にも似たような例があります。
例えば「おはようございます」。
日常会話では、「ざいまーす」のように全部をはっきり言わないことも多いですよね。
台湾で聞いた「にゃお」や「ぶつだ」も、それに近いのかもしれません。
今でもドラマを見たり台湾へ行ったりすると、
「こんなふうに聞こえるんだ」
と思うことがあります。
教科書で発音を覚えることも大切ですが、実際に話している音にも少しずつ慣れていけたらいいなと思っています。



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