台湾華語(中国語)を勉強し始めて間もない頃、どうしても苦手だなと思う言葉がありました。
それが「出去」です。
意味ではなく、とにかく発音が言いにくくて、テキストに出てくるたびに、
「あ、出た……」
と思ってしまうような言葉でした。
レッスン中に「出去」が出てくると、ついそんな反応をしてしまって、先生も笑っていたのを覚えています。
出去
ㄔㄨ ㄑㄩˋ
chū qù
「出」と「去」、それぞれ単独ならなんとか言えるのに、つながると急に言いにくくなる感じがあって、毎回少し引っかかっていました。
たとえば、
一起出去吃飯
ㄧˋ ㄑㄧˇ ㄔㄨ ㄑㄩˋ ㄔ ㄈㄢˋ
yì qǐ chū qù chī fàn
一緒にご飯を食べに行く
みたいな文章になると、さらに一気に難しくなる感じがして、口の動きが追いつかないような感覚でした。
一音ずつなら言えるのに、続けて言おうとすると急に崩れる。
何度か練習しているうちに、「単語そのもの」というより、音がつながったときに難しくなるのかな、と思うようになりました。
でも、こういう「言えるはずなのに、続けると言いにくい言葉」は、台湾華語だけではないのだと思います。
日本語を勉強している人にとっては、
「あたたかかった」
みたいな言葉が言いにくいと聞いて、
「ああ、どの言語にも、言いづらい言葉はあるんだな」
と思いました。
そう思うと、少し気が楽になります。
「出去」がうまく言えなくても、私は「あたたかかった」は言えるしな、と。
台湾華語を勉強していると、こういう「言いにくい言葉」に出会うことがあります。
「出去」も、そのひとつでした。
今でもテキストで見かけると、
「また出た」
とは思います。
でも以前のように身構えることは少なくなって、今は、
「よし来い」
と思えるようになりました。
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