初めて台湾に行ったときの話

台湾旅行

台湾華語(中国語)を学び始めるよりずっと前、
私が初めて台湾に行ったのは、母とのツアー旅行でした。
今思うと、あのときの旅行が台湾との最初の出会いでした。
当時は台湾のことを深く知ることもなく、「海外旅行に行く」というくらいの気持ちで出かけたように思います。
でも、その旅行で出会った人や街の雰囲気は、今でもよく覚えています。

きっかけは、当時勤めていた会社の先輩の何気ない一言でした。
「台湾はブランド物が安いのよ」
先輩はよくそう話していました。
私はブランド物にはあまり興味がなかったのですが、「台湾」という言葉だけが、なぜか心に残っていました。
そして母と、
「一度行ってみようか」
という話になり、ツアーで台湾へ行くことになりました。
当時は今のようにインターネットで調べることもできず、台湾についてはほとんど何も知らないまま出発しました。
ツアーだったのでスケジュールはほぼ決まっていて、現地の添乗員さんが案内してくれました。
自由に歩き回るというより、連れて行ってもらう旅行だったのを覚えています。
半日だけ自由時間があり、添乗員さんがおすすめのお店を紙に書いて渡してくれました。
その住所を頼りに歩いてみたものの、場所がよく分からず、近くにいた台湾人のカップルに聞いてみました。
結局、お店は見つからず、ホテルのレストランでご飯を食べることになりました。
でも、そのカップルがとても親切だったことは、今でもよく覚えています。

夜市にも連れて行ってもらいました。
そこでフルーツを買ってくれたのですが、当時は
「お腹を壊すんじゃないか」
と少し不安で、あまり食べることができませんでした。
今思うと、もったいなかったなと思います。

その頃は、ちょうどMRT(地下鉄)ができたばかりの時代でした。
今の台北はMRTが整っていてとても便利ですが、当時はまだ今ほど便利ではありませんでした。
初めての台湾旅行は、分からないことばかりでした。
それでも、親切にしてくれた人のことや、夜市のにぎやかな雰囲気は、強く印象に残っています。

今振り返ると、あの旅行が私と台湾との最初の出会いでした。

あのときは、まさか自分が台湾華語(中国語)を勉強するようになるとは思ってもいませんでした。


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