台湾華語のㄢとㄤの違いは?発音と聞き分けのコツ

台湾華語入門

台湾華語を学び始めると、似ている発音の違いに迷うことがあります。

そのひとつが、ㄢ(an)とㄤ(ang)です。

どちらもカタカナで表すと「アン」になりますが、台湾華語では別の音です。

「聞いても違いが分からない」
「発音し分けているつもりでも同じ音になってしまう」
「ㄢとㄤは何が違うの?」

最初は、こんなふうに感じることもあると思います。

この記事では、台湾華語のㄢ(an)とㄤ(ang)は何が違うのか、発音するときの舌の位置や、聞き分けるときのポイントについてまとめます。

ㄢとㄤは違う音

ㄢ(an)とㄤ(ang)は、どちらも最後に鼻に抜ける音を含む発音ですが、音を作る位置が違います。

ㄢ(an)は、音の最後で舌先を上の歯の裏あたりにつけます。

一方、ㄤ(ang)は舌先をつけず、舌の奥の方を使って発音します。

カタカナではどちらも「アン」と表せてしまうため違いが見えにくいのですが、台湾華語では区別して発音します。

まずは、ㄢとㄤでは音の最後に使う舌の位置が違うことを知っておくと分かりやすいと思います。

ㄢは舌先を使う

ㄢ(an)は、音の最後で舌先を上の歯の裏あたりにつけて発音します。

たとえば、


ㄙㄢ
sān

には、ㄢが使われています。

「ㄢは前寄りの音」と説明されることもありますが、最初は響きだけで覚えるよりも、最後に舌先を使うことを意識するとㄤとの違いを確認しやすくなります。

ㄤは舌の奥を使う

ㄤ(ang)は、ㄢとは違い、音の最後で舌先を上の歯の裏につけません。

舌の奥の方を使って、鼻に音を抜くように発音します。

たとえば、


ㄕㄤˋ
shàng

には、ㄤが使われています。

ピンインでは「ang」と書かれますが、最後の「g」を日本語の「グ」のように発音するわけではありません。

ㄢよりも奥で音を作ることを意識すると、2つの違いを感じやすくなります。

ㄢとㄤは舌の位置を比べてみる

ㄢ(an)とㄤ(ang)の違いが分かりにくいときは、舌の位置を比べてみると分かりやすくなります。

ㄢは、最後に舌先を上の歯の裏あたりにつける。

ㄤは、舌先をつけず、舌の奥の方を使う。

実際に交互に発音してみると、音を作っている場所が違うことを感じやすくなります。

「ㄢは前、ㄤは奥」と覚えるだけでなく、実際に舌がどこにあるのかを確認してみると、発音の違いを理解しやすくなります。

カタカナだけでは違いを表しにくい

ㄢとㄤが分かりにくい理由のひとつが、カタカナでは違いを表しにくいことです。

どちらも「アン」と書けてしまうため、カタカナだけを見ると同じ音のように感じてしまいます。

たとえば、


ㄙㄢ
sān


ㄕㄤˋ
shàng

では、使われている音がㄢとㄤで異なります。

台湾華語の単語を覚えるときは、カタカナだけでなく、注音符号も一緒に確認すると違いを意識しやすくなります。

ピンインを使っている場合も、ㄢ(an)なのかㄤ(ang)なのかを見ることで区別できます。

ㄢとㄤを聞き比べてみる

舌の位置の違いが分かったら、実際の音も聞き比べてみます。

最初は同じように聞こえても、ㄢとㄤが入った音を続けて聞くと、響きの違いに気づきやすくなります。

聞くだけでは違いが分かりにくい場合は、自分でも交互に発音してみます。

ㄢでは舌先を使う。
ㄤでは舌の奥を使う。

この違いを意識しながら聞いたり発音したりすることで、単に「似ている2つの音」として聞くよりも、違いを確認しやすくなります。

単語の中でも確認する

ㄢとㄤの違いが分かってきたら、実際の単語でも確認してみます。

新しい単語を覚えるときに、

「この音はㄢなのか、ㄤなのか」

と注音符号を確認してみるのもひとつの方法です。

発音を聞くときにも、あらかじめどちらの音が使われているのか分かっていると、舌の位置や響きの違いを意識しながら聞くことができます。

単独の音だけでなく、実際の単語の中で何度も確認していくことで、少しずつ区別しやすくなります。

ㄢとㄤは舌の位置の違いを意識する

ㄢ(an)とㄤ(ang)は、カタカナではどちらも「アン」と表せますが、台湾華語では別の音です。

大きな違いは、音の最後で使う舌の位置です。

ㄢは、舌先を上の歯の裏あたりにつける。
ㄤは、舌先をつけず、舌の奥の方を使う。

まずはこの違いを知ったうえで、実際の音を聞いたり、自分でも発音したりすると違いを確認しやすくなります。

最初は聞き分けにくくても、注音符号を確認しながら音を聞いていると、少しずつ違いに気づくことがあります。

このブログでは、私が実際にㄤの発音を練習する中で、音の違いに気づいたときのことも別の記事で書いています。

ㄢとㄤの違いが分かりにくい方にとって、何か参考になることがあればうれしいです。

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