台湾華語(中国語)を習おうと思った時、
最初はピンインで勉強するつもりでした。
台湾では注音符号(ㄅㄆㄇㄈ)を使うということは知っていたのですが、
見慣れない記号を覚えられる気がしなかったのです。
ところが実際にレッスンが始まると、最初に教わったのは注音符号でした。
「全部覚えられるのかな?」
と思いながら、ホワイトボードに書かれた漢字と注音符号をノートに写していました。
しかも、形を覚えるだけではありません。
発音も一緒に覚えなければならず、最初はなかなか大変でした。
特に苦戦したのが、似ている記号です。
「ㄅ」と「ㄉ」の違いがなかなか頭に入りませんでしたし、
「ㄛ」と「ㄜ」もよく混乱していました。
覚えたつもりでも、次のレッスンになるとまた迷ってしまいます。
当時はそんなことの繰り返しでした。
さらに、知っている文字に見えてしまうのもやっかいでした。
アルファベットの「T」に見えるのに実は「ㄒ」だったり、
ひらがなの「く」に見えるのに「ㄑ」だったり。
似ているから覚えやすそうなのに、私の場合は逆に混乱していた気がします。
当時はレッスンで新しい単語を習うたびに、
漢字と注音符号をセットでノートに書いていました。
記号だけを覚えようとしてもなかなか頭に入りません。
でも、単語と一緒に何度も書いているうちに、
少しずつ読めるようになっていきました。
特別な勉強法があったわけではありません。
ただ、書いて、読んで、また書く。
それを繰り返していただけです。
今では注音符号を見ても、特別難しいとは感じなくなりました。
たまに勉強を始めた頃のノートを見返すと、
ぎこちない字で書かれた注音符号が並んでいます。
当時は必死だったのですが、今となっては懐かしい思い出です。
もし今、注音符号を覚えるのが大変だと感じている人がいたら、
最初から読めなくても大丈夫です。
小学校の頃、ひらがなやカタカナ、漢字を一つずつ覚えてきたように、
注音符号も少しずつ慣れていけば読めるようになるのだと思います。



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