「我」を何度も言うのが恥ずかしかった話

台湾華語学習

台湾華語(中国語)を勉強し始めた頃、少し戸惑うことがありました。
それは、会話の中で「我」を何度も言うことです。
日本語ではあまり主語を言わないので、最初はかなり違和感がありました。
レッスンでは先生がいろいろ質問をしてくれます。

好きなフルーツは?
好きな色は?
どこ出身?
何歳?

そんな質問に答えるとき、
自分のことを話す文は「我」から始まることが多いです。

我喜歡〜
我是〜
我今年〜

答えるたびに「我、我、我…」と言っている気がして、
最初の頃はなんだか少し恥ずかしく感じていました。
「そんなに何度も『私』って言うんだ」と思ってしまい、
なかなか慣れなかったことを覚えています。

今思えば、それは日本語との違いが大きかったのだと思います。
日本語では会話の中で、「私は」という主語をあまり言いません。
好きなフルーツは?と聞かれたら、
「りんごです」とだけ答えることが多いと思います。
最初の頃は、その日本語の感覚のまま台湾華語を話そうとしていました。
だから答えようとしても主語が抜けてしまい、
先生に「主語は?」と言われることもありました。
そのたびに、「あ、我から言うんだった」と思って言い直していました。
「我」を言うだけのことなのですが、
慣れるまでは意外と難しく感じました。
日本語では自然に省略している主語も、
台湾華語では口にすることが多いです。
その違いに、最初は少し戸惑っていたのだと思います。

最初は少し大げさに感じていた言い方も、
レッスンを続けているうちに、
台湾華語では自然な形なんだと受け止められるようになりました。
会話を聞いたり、自分でも少しずつ話したりするうちに、
みんな普通に「我」を使っているんだなと思うようになりました。
そうなると、自分が「我」から話し始めることにも、
少しずつ違和感がなくなっていきました。
今ではほとんど気になりません。
でも、最初は「我」を何度も言うだけでも少し恥ずかしかったことを、ときどき思い出します。
そんな小さな戸惑いも、台湾華語を学び始めた頃ならではだったなと思います。

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