スタバで一杯が通じた話

台湾華語学習

台湾華語(中国語)を始めた頃、発音で苦労したもののひとつが「一杯」でした。
短い言葉なのに、実際に言おうとすると、思ったより難しかった記憶があります。
一杯
ㄧˋ ㄅㄟ
yì bēi
特に苦手だったのが、「杯」の一声でした。
今思うと、私は一声がいつも少し苦手だった気がします。
高くまっすぐ出す音が、なかなか安定しませんでした。
さらに、「一」は、後ろに続く音によって声調が変わることがあります。
「一杯」は、
ㄧˋ ㄅㄟ
yì bēi
になるので、最初の頃は、その変化にもなかなか慣れませんでした。さらに、注文するときに、「一杯」を入れること自体もつい忘れそうになっていました。
日本語だと、ひとりで飲み物を注文するときに、毎回「一杯」と言わなくても通じることが多いです。
でも台湾華語では、
我要一杯拿鐵
のように、「一杯」を入れて言う形で練習していました。
レッスンでは、「一杯」を入れないと「幾杯?」と聞かれることもあると教わりました。
私にとって「一杯」は、発音も難しいし、文の中に入れるのも忘れやすい言葉でした。
当時のレッスンでは、ドリンクスタンドやカフェでの注文の仕方を練習していました。
我要一杯熱拿鐵 中杯
ㄨㄛˇ ㄧㄠˋ ㄧˋ ㄅㄟ ㄖㄜˋ ㄋㄚˊ ㄊㄧㄝˇ ㄓㄨㄥ ㄅㄟ
wǒ yào yì bēi rè ná tiě zhōng bēi
そんなフレーズを何度も口にして、いざという時に言えるようにしていたのを覚えています。

最初の頃は、このくらいの長さのフレーズでも覚えるのが大変で、何度も繰り返し練習していました。
台湾旅行に行ったとき、レッスンで練習したフレーズを実際に使ってみようと思い、スタバに入りました。
我要一杯拿鐵
ㄨㄛˇ ㄧㄠˋ ㄧˋ ㄅㄟ ㄋㄚˊ ㄊㄧㄝˇ
wǒ yào yì bēi ná tiě

注文してみると、先生とやった会話練習の通りに聞かれて、
「あ、本当にこの通りなんだ」と思ったのを覚えています。

練習していたおかげで、何を聞かれているのかも、なんとなく理解できました。

冰的?熱的?
ㄅㄧㄥ ㄉㄜ˙? ㄖㄜˋ ㄉㄜ˙?
bīng de? rè de?
→ 熱的

中杯?大杯?
ㄓㄨㄥ ㄅㄟ? ㄉㄚˋ ㄅㄟ?
zhōng bēi? dà bēi?
→ 中杯

ちゃんと言えていたのか自信はありませんでしたが、覚えてきた通りに答えていきました。
すると、店員さんは特に聞き返すこともなく、注文は普通に通りました。
思わず心の中でガッツポーズしました。
今思うと、「一杯」と言えただけの小さな出来事です。
でも当時は、レッスンで何度も練習していた言葉が、本当にお店で通じたことがうれしかったです。
長い会話ができたわけではありません。
それでも、覚えた言葉を実際に使えたことは、かなり印象に残っています。
その頃は、フラペチーノのような長い名前のものは発音も難しそうで、なかなか頼む勇気がありませんでした。
一番言いやすかった拿鐵ばかり頼んでいました。

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